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ダブ : ウィキペディア日本語版
ダブ

ダブ(dub)は、レゲエから発祥した音楽手法、および音楽ジャンル。ダブワイズ(dubwise)とも呼ぶ。ダブ制作に携わる音楽エンジニアのことを特にダブ・エンジニアという。
==概要==
ダブは(レゲエ)楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまうことである〔牧野直也『レゲエ入門』音楽之友社、2005年、160 - 179ページ。 ISBN:978-4276352063〕。リミックスの元祖とも言われる。
1968年頃、ジャマイカの音楽エンジニアキング・タビーサウンド・システム用のボーカル抜きのトラック(ヴァージョン)を製作する過程で偶然発明したとされる〔。しかし、リー・ペリーまたは、エロール・トンプソンがダブの発明者であるという説もある。
ダブは本来ボーカル入りの楽曲を加工したものだが、発表される場合は歌手ではなくエンジニア名義であることが多い。1973年に発売されたリー・ペリー『Blackboard Jungle Dub』、もしくはインパクト・オールスターズ『Java Java Java』が初のダブ・アルバムである〔レゲエレコードドットコム キング・タビー 〕。
1980年代のイギリスではマッド・プロフェッサージャー・シャカらがデジタル機材を駆使したダブサウンドを創作し、ニュールーツと呼ばれるレゲエのサブジャンルを作り上げた。エイドリアン・シャーウッドはダブにパンク・ロックニュー・ウェイヴの要素を取り入れた。1978年、リントン・クウェシ・ジョンソンデニス・ボーヴェルの制作したダブに乗せ自作の詩を朗読したアルバム『Dread, beat an' Blood』を発表し、ダブ・ポエトリーというジャンルの第一人者となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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