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ダブルウィッシュボーン式サスペンション : ウィキペディア日本語版 | ダブルウィッシュボーン式サスペンション[だぶるうぃっしゅぼーんしきさすぺんしょん] ダブルウィシュボーン式サスペンション (Double wishbone suspension) とは、自動車の懸架の方式のひとつで、独立懸架に分類される。 上下一対のアームでタイヤを支持するもので、レーシングカーやスポーツカー、高級乗用車などに多用されている。小型乗用車ではスペースに余裕を必要とすることやコストの面などから、1970年代以降の採用はあまり多くはなかったが、近年は4代目プリウスや3代目アルファード、2代目ヴェルファイアなどに採用されるなど、乗り心地や質感向上のために大衆車に採用される事例も多くなっている。 == 概要 ==
名前の由来は、鳥の叉骨 (Wishbone) の形に似たA字型のアームが上下に2組(Double)あることからだが、一般にアームの形に関係なく、上下2組のアーム(アッパーアーム・ロワアーム)でタイヤを支持するサスペンションの総称となっている〔GP企画センター、203頁。〕。リンク機構として見ると、車体側の上下2箇所・上下にあるリンク・アップライトから成る「4節リンク」構造のものを指す。特に前輪ではステアリングするためタイヤ側をピボットで支持し、駆動力やブレーキ力を車体側に分散させて伝えると自然に前述の「A」の字型となるが、片方を前後方向に大きく伸ばしたものなど変形も多い。さらにアームを分割・追加するような変形を加えたものがマルチリンク式サスペンションであると見ることもできる。 2組のアームは車体側から横方向に路面に対してほぼ水平に取り付けられ、アップライト(車軸やハブを含む)を上下から挟むように支える構造になっている。リンク機構全体として平行四辺形に近い形状であることから、バウンド・リバウンド時にもタイヤのキャンバー角はほぼ一定に保たれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダブルウィッシュボーン式サスペンション」の詳細全文を読む
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