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『ダンス・ダンス・ダンス』は、村上春樹の6作目の長編小説。 ==概要== 1988年10月13日、講談社より上下巻で刊行された〔『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(村上春樹)|講談社BOOK倶楽部 〕。表紙の絵は佐々木マキ。1991年12月3日、講談社文庫として文庫化された〔『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(村上春樹, 佐々木マキ):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部 〕。2004年10月15日、文庫版の新装版が刊行された〔『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(村上春樹):講談社文庫(新装版)|講談社BOOK倶楽部 〕。 作中の「僕」は『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』の主人公と同一人物。前三作に比べて、活字の量・物語性が増している。資本主義の高度発展への社会批判、空虚感と孤独感が本書の特徴として挙げられる。 村上は本作のタイトルの由来について次のように述べている。 「『ノルウェイの森』とは違って、『ダンス・ダンス・ダンス』の場合は書き始める前にまずタイトルが決まった。このタイトルはビーチボーイズの曲〔ザ・ビーチ・ボーイズの「ダンス・ダンス・ダンス」は1964年10月にシングルとして発表された。〕から取ったと思われているようだが、本当の出所は(どちらでもいいようなものだけれど)ザ・デルズという黒人バンドの古い曲である。」〔村上春樹『遠い太鼓』講談社、1990年6月、334頁。〕「日本を出発する前に、(中略)自家製オールディーズ・テープを作っていったのだが、その中にこの曲がたまたま入っていた。(中略)その曲をローマで毎日聴くともなくぼんやり聴いているうち、タイトルにふとインスパイアされて書き始めたのだ。」〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダンス・ダンス・ダンス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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