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ダン・チャイン
ダン・チャイン(ダン・チャンニ、Đàn tranh)はベトナムの民族楽器の一つ。撥弦楽器である。中国の古筝や日本の箏、韓国の伽耶琴、モンゴルのヤトガなどに似ている。ベトナム北部ではđàn thập lụcと呼ばれている〔Le, Tuan Hung. 〕。長い共鳴胴に金属弦が張られ、可動式の駒と糸巻きは楽器の上部に置かれる。 ダン・チャインは独奏でも合奏でも、また歌の伴奏にも用いられる。 == 歴史 == 13世紀末葉から14世紀初頭には、ダン・チャインは14弦であったが〔Le, Tuan Hung. 〕〔Tran, Van Khe. 〕、15から18世紀には15本の弦が張られるようになりthập ngũ huyền cầmと呼ばれた〔Le, Tuan Hung. 〕。19世紀になり、16弦のものが現れ、この16弦のものが1980年代初頭までもっとも一般的な形態として用いられてきた〔Le, Tuan Hung. 〕。 ダン・チャインをはじめとする古筝、箏、伽耶琴、ヤトガなどのの楽器は、東南アジアの竹筒のツィターを原型として発達したものであろうことが、20世紀の音楽学によって示された。〔Le, Tuan Hung. 〕〔Kusano Taeko. 〕〔Liang Ming Yue. 〕〔Kaufmann, Walter. 〕〔Rault-Leyrat, Lucie. 〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダン・チャイン」の詳細全文を読む
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