|
アリゾナ・ダイヤモンドバックス(、略称:''ARI''〔ARZやAZと表記する場合もある。〕)は、メジャーリーグベースボール(以下、MLB)ナショナルリーグ西地区所属のプロ野球チーム。本拠地はアリゾナ州フェニックスにあるチェイス・フィールド。 チーム名は、アリゾナ州一帯に生息するダイヤガラガラヘビ(背中に菱形の紋様を持つヘビ。ヒシモンガラガラヘビとも言われる)に由来している。 野球のグラウンドであるダイヤモンドにも通じる命名である。チーム名が長いため“D-Backs”と略表記されることもある〔Chris Creamer's SportsLogos.net 2015年7月13日閲覧〕〔日本語表記でも新聞などでDバックスの略表記が見られる。〕。 または単純にヘビ=Snakesという愛称も現地ではよく用いられる。 == 球団の歴史 == MLBのエキスパンション(球団拡張)の一環として創立。1年目は65勝97敗と大きく負け越すが、同年末にMLB屈指の左腕ランディ・ジョンソンの獲得に成功し、ワールドシリーズ制覇への大きな一歩を踏み出す。にはプレーオフ初出場を果たすが、ディビジョンシリーズでニューヨーク・メッツに1勝3敗で敗れた。 にはジョンソンと豪腕カート・シリングの大車輪の活躍により、ワールドシリーズでニューヨーク・ヤンキースとの歴史的死闘の末、第7戦でルイス・ゴンザレスがヤンキースの守護神マリアノ・リベラから逆転サヨナラヒットを放ち、球団創設4年目でワールドシリーズ制覇という快挙を成し遂げる。このシリーズのMVPはジョンソンとシリングが同時受賞している。 も地区優勝するも、ディビジョンシリーズでセントルイス・カージナルスに破れ、2003年はランディ・ジョンソンとカート・シリング両投手の故障で地区3位に終わるが、ブランドン・ウェブがメジャーデビューを果たすなどして若手が少しずつ台頭してきたため積極的にトレードを行ってチームの平均年齢が若くなり「ヤンク・バックス」〔ベースボールマガジン社『月刊メジャーリーグ2004年3月号』 69ページ〕と呼ばれた。 5月18日にアトランタのターナー・フィールドで行われた対ブレーブス戦でランディ・ジョンソンが完全試合を達成したが、この年は51勝111敗と大きく負け越す。オフにはウォーリー・バックマンの監督就任が発表されたが、2度の逮捕歴に加えて破産歴もあったことから、わずか4日後に解任される事態も起きている。 11月8日、球団はチームカラーを赤へ変更すると発表、ユニフォームが赤を基調としたデザインに変更された。深い赤はアリゾナ州の景勝地として有名なセドナの赤い岩を、ベージュはソノラ砂漠の砂をイメージしたもの。また、これまでビジター用キャップに使用されていた、ガラガラヘビがチーム名の頭文字"D"を象っているロゴマークが、ホーム用キャップに使用され、これまでホーム用キャップで使用されていた"A"のロゴが赤基調に変更されビジター用キャップに使用されることになった。 、下馬評は決して高くなかったが若手が台頭し、得点よりも失点が多いにもかかわらず5年ぶりに地区優勝を果たした。 、と2年連続で地区最下位に沈んだが、には前年のワールドシリーズ覇者、サンフランシスコ・ジャイアンツを振り切り4年ぶりの地区優勝。ディヴィジョンシリーズではミルウォーキー・ブルワーズを相手に0勝2敗から2勝を挙げて巻き返しを見せたが、敵地ミラー・パークで勝てなかった事が響き、2勝3敗で敗退した。 2011年12月12日にブルワーズをFAになっていた斎藤隆と契約。チーム初の日本人選手となったが、故障が重なり16試合の登板にとどまり、斎藤は2012年限りでメジャーリーグを去った。 5月26日、ミゲル・モンテロと球団史上最高額となる5年総額6,000万ドルの契約を結んだ。前年16勝を挙げたダニエル・ハドソンが故障で離脱。新人のウェイド・マイリーがダルビッシュ有に並ぶ新人トップタイの16勝を挙げたが、主力選手の低迷などで3位に沈んだ。オフにクリス・ヤング、ジャスティン・アップトンら2011年の地区優勝メンバーを放出。クリフ・ペニントンやマーティン・プラド、ランドール・デルガドらを獲得した。 は首位・ロサンゼルス・ドジャースと11ゲーム差の2位となった。ポール・ゴールドシュミットが36本で最多本塁打(パイレーツのペドロ・アルバレスと同数)、125打点で最多打点のタイトルを獲得した。 は序盤からリーグ最低勝率で低迷し、シーズン途中にポール・ゴールドシュミット、ブロンソン・アローヨ、パトリック・コービンなどの主力選手が相次いで大怪我で離脱し、4年ぶりに地区最下位となってしまった。12月8日、キューバから亡命したヤズマニー・トマスと6年総額6,850万ドルの大型契約を結び、球団の契約の史上最高額を更新した。 1月14日、この年、野球殿堂入りをしたランディ・ジョンソンが付けていた背番号51を永久欠番にすると発表した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アリゾナ・ダイヤモンドバックス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Arizona Diamondbacks 」があります。 スポンサード リンク
|