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コンウェイのチェーン表記とは、イギリスの数学者ジョン・ホートン・コンウェイによって導入された巨大数の表記法である。 == 導入 == 加法を反復すると乗法、乗法を反復すると累乗が得られる。このとき累乗を上向き矢印によって ''a''↑''b'' = ''a'' と表して、さらに↑の反復を↑↑、↑↑の反復を↑↑↑、というように矢印を増やしていくことで累乗の先の演算を表せるようにしたものをクヌースの矢印表記と呼ぶ。 : コンウェイのチェーン表記は、このクヌースの矢印表記の一般化である。以下チェーンの各項はすべて正の整数であるものとする。 コンウェイはまず長さが 3 のチェーンを、クヌースの矢印表記を用いて次のように与えた〔John H. Conway & Richard K. Guy, The Book of Numbers, 1996, p.59-62〕。 : このチェーンによって式 (3) を書き換えると次のような式になる。これは末尾 → ''c'' のチェーンを末尾 → (''c'' - 1) のチェーンに分解する式となっている。 : この式の ''a'' を部分チェーン ''X'' に置き換えることで、長さが 4 以上のチェーンに対する式が得られる。 : さらにコンウェイはチェーン末尾の → 1 は無視されるとした。従って式 (5), (6) を繰り返して末項を 1 にすることで、長さが 1 短いチェーンへと分解することができる。 : また、この規則から長さが 2 のチェーンは累乗となる。 : 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コンウェイのチェーン表記」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Conway chained arrow notation 」があります。 スポンサード リンク
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