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チオシアネート : ウィキペディア日本語版
チオシアン酸塩[ちおしあんさんえん]

チオシアン酸塩(チオシアンさんえん、)は、チオシアン酸共役塩基である - イオンを含む化合物である。チオシアン酸塩は一般に無色であり、チオシアン酸ナトリウムチオシアン酸カリウムなどがある。チオシアン酸水銀(II)は以前は花火の打ち上げに使われていた。
チオシアン酸塩はシアン酸イオン -酸素硫黄に置換されたアナログである。また、- はハライドイオンとその反応が類似していることから擬ハロゲンの一つである。チオシアン酸塩はとの錯体が赤色であることから、以前はロダニド(、ギリシア語バラから)として知られていた。
== 合成 ==
チオシアン酸塩はシアニド単体硫黄またはチオ硫酸塩との反応で合成される。
: 8 CN- + S8 → 8 SCN-
: CN- + S2O32- → SCN- + SO32-
後者の反応はロダナーゼとして知られるスルホトランスフェラーゼによって触媒される。これは、体内でのシアニドの解毒作用に関連している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チオシアン酸塩」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thiocyanate 」があります。



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