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チオメルサール : ウィキペディア日本語版
チメロサール

チメロサール は、有機水銀化合物の1つである。チメロサール(Thimerosal)は商品名で、化合物名はエチル水銀チオサリチル酸ナトリウム(エチルすいぎんチオサリチルさんナトリウム、Ethylmercurithiosalicylate sodium salt)である。CAS登録番号は54-64-8。
== 概要 ==
チメロサールは殺菌作用を持つことから、1930年代からワクチン保存料として利用されてきた。体内で分解してアルキル水銀(エチル水銀)を遊離するため、アメリカ合衆国を中心に水銀による被害と疑われる自閉症患者の事例が報告されるようになり、1990年代に入るとワクチン中のチメロサールの含有量を低減したり、他の殺菌剤への転換が進められるようになった。これはワクチン1本ずつに含まれる有機水銀量はわずかであっても、乳幼児期には三種混合ワクチンなどの予防接種を繰り返すことで、結果的にかなりの量の水銀が体内に入ることを危惧するようになったためである。しかし水銀が自閉症の原因となるか否かについては殆ど否定的である。関連が有るとする論文も有る。やや不安定な化合物であり光によって分解する。また、であるため水に溶けやすい。なお、チメロサール全体のモル質量は404.81 (g/mol)であり、水銀の原子量は200.59であることから、その質量のほぼ半分を水銀が占めていることが判る。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「チメロサール」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Thiomersal 」があります。



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