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チャコールキャニスター : ウィキペディア日本語版 | チャコールキャニスター チャコールキャニスター()とは自動車やオートバイの燃料タンクからガソリン蒸気を大気中に放出しないように吸着する大気汚染防止機器である。ベーパーコレクター()と呼ばれる場合もある。この項目ではチャコールキャニスターと同様の原理で、燃料タンク給油口開放時のガソリン蒸気(ベーパー)の放出を防ぐ、Onboard Refueling Vapor Recovery(ORVR)についても併せて記述する。 == 概要 == チャコールキャニスターの主要な構造は活性炭()が詰められた缶状の容器()で、これにガソリン蒸気を流入、放出するための配管や逆止弁を組み合わせて燃料蒸発ガス排出抑止装置を構成している。配管には燃料タンクなどからのガソリン蒸気を回収する経路と、エンジンの吸気系へガソリン蒸気を含んだ空気を送る経路、外気を取り入れる経路がある。エンジンが作動している間はインテークマニホールドの負圧によってチャコールキャニスター内の空気が吸引され、大気圧によって外気がチャコールキャニスターに流入する。外気が通過することで活性炭に吸着されたガソリン蒸気は活性炭から分離され、エンジンの燃焼室に送られて燃焼される。 自動車では1963年に制定されたマスキー法の、キャブレターが一般的であった年式の車両からチャコールキャニスターが広く普及した。日本では1973年(昭和48年)年度の新車から適合が義務付けられた自動車排出ガス規制(昭和48年排出ガス規制)から普及が進んだ。一方、日本では1998年(平成10年)まで、オートバイが自動車排出ガス規制の対象外で、それ以前の車種には搭載されていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チャコールキャニスター」の詳細全文を読む
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