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張 緑水（ちょう・りょくすい チャン・ノクス、生年不詳 - 1506年9月2日）は、朝鮮時代の第10代国王燕山君の後宮。鄭蘭貞（チョン・ナンジョン）、金介屎（キム・ゲシ）、張禧嬪（チャン・ヒビン）と並び、「朝鮮四大悪女」、「朝鮮四大妖女」と呼ばれる。 == 生涯 == 父は忠清道文義県令を務めた張漢弼（チャン・ハンピル、）であるが、母は妾だった。そのため緑水は睿宗の次男にして成宗の従弟である斉安大君の妓生（妾）となった。この間に、斉安大君の家僕との間に息子を生んだ。 容色はさほど優れてはいなかったが〔朴禮緒は張緑水を器量のよい女性であったと記している。朝鮮歴史民俗の旅 妓生（２） 朝鮮新報 2004.11.6付記事〕、歌舞を含めた多方面の芸術分野に天才的な才能を示したため、その評判が広まった。これを聞いた燕山君は緑水を後宮に迎えて淑媛（スグォン）とし、彼女を寵愛した。1503年には淑容（スギョン）に封じられた。 張緑水は賤民の出身ながら一国の君主を動かし権力を掌中に収めた。王の寵愛を土台に、実の兄・張福寿（チャン・ボクス）とその息子を賤民から良人（ヤンイン）の身分に引き上げている。このほかにも権力を濫用して民の恨みを集め、燕山君の没落の原因の一因となった。 しかし彼女の栄華は長く続かず、1506年旧暦9月2日、日頃から燕山君をことごとく嫌っていた勲旧派残党にして反正勢力側筆頭の朴元宗や反正勢力側に寝返った柳子光らが企てた宮廷クーデター（中宗反正・チュンジョンバンジョン）の成功により燕山君が廃位された後、燕山君の側近だった任士洪（イム・サホン）や宦官（内侍）の金子猿（キム・ジャウォン）同様、張緑水は捕らえられ、軍器寺の前で任士洪や金子猿と共に斬首刑に処せられた。斬首された彼女の死骸には、多くの人々が石を投げながら罵声を浴びせたという。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「張緑水」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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