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チリメンモンスター
チリメンモンスターは、ちりめんじゃこやシラスに混じった、イワシ類の魚を除く生物の総称。略称は「チリモン」。学術用語ではない。 == 概説 == シラス干しやちりめんじゃこに他の生物が混入していることは古くから知られ、一部ではそれを探すのが楽しみになっていた〔嘉門達夫の「小市民」シリーズにそれに類する下りがある〕。この名称は、2004年の夏休みイベントで、大阪府岸和田市にあるきしわだ自然資料館が最初に用いたようであるが、以前より類似の実習が行われていたようである。チリメンモンスターに分類される生物は、そのほとんどがシラス漁の行われる海域に生息している底棲ないし遊泳棲の動物で、各種の稚魚や節足動物の幼生が大部分を占めている。 チリメンモンスターの実習を行うには、試料を取り分ける皿やピンセット、ルーペ程度の用意で十分行えるため、特別な器具は必要ない。手軽に生き物の分類に触れることができる。試料としては、混じりものの多いちりめんじゃこが適している。市販品でも観察可能ではあるが、対象となる混入生物はあらかた取り除かれているため、ちりめんじゃこ製造業者や漁港で入手する方がはるかに多くのものが得られる。種類の同定には、ある程度の経験が要し、稚魚・プランクトン類の載っている魚類、海洋生物図鑑を参照にする。 これら小さな生き物を取り扱う中で、海を守り、生き物たちが安心して卵やこどもを産み、また育っていく環境を作ることの大切さを気付かせることが期待されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「チリメンモンスター」の詳細全文を読む
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