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ツガイケカビ
ツガイケカビ ''Zygorhynchus'' はケカビ目の菌類の一つ。多くは土壌から出現し、よく接合子を作る。配偶子嚢に二形があるのが特徴である〔ウェブスター/椿他(1985)p.209〕。 ==概説== この属は1903年にVuilleminによって立てられたもので、胞子嚢形成による無性生殖と接合子形成の様子からケカビ目と見なされ、また配偶子嚢接合にあずかる配偶子嚢に明確な二形があることで他の属と区別できるものと認められてきた。1959年にヘッセルチンらがモノグラフを書いたが、この時点までに17の種と変種が記載されており、彼らはそれを整理して6種1変種のみを認めた〔Hesseltine et al.(1959)〕。この後、2種が追加された。 ツガイケカビは大型の胞子嚢を形成し、その中に多数の胞子嚢胞子を作る。その形態はケカビ属とほぼ同じであり、無性生殖器官の特徴ではこの2属は区別できない。他方、胞子嚢柄の側面から枝を出し、そこに接合胞子嚢を形成する。全ての種が自家和合性である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツガイケカビ」の詳細全文を読む
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