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ツキヨタケ
ツキヨタケは、ハラタケ目ホウライタケ科のツキヨタケ属に属するキノコの一種である。 日本を中心として極東ロシアや中国東北部にも分布し、晩夏から秋にかけて主にブナの枯れ木に群生する。子実体には主要な毒成分としてイルジンSを含有し、そのひだにも発光成分を有する。シイタケやムキタケ、ヒラタケなどと誤食されやすく、摂取した場合には下痢や嘔吐といった中毒症状から、まれには死亡例も報告されている。 == 名称 == 旧属名 ''Lampteromyces'' は、古典ギリシア語の Lampteros(Λαπτερος:灯火)と Myces(μύκης:菌)とを組み合わせたもの〔〔、また現在適用されている属名 ''Omphalotus'' は、同じくギリシア語の Omphalus(ὀμφαλύς:へそ)と Tus(τύς:耳)とを組み合わせたものである〔。 和名としては、初めに提案されていたクマヒラタケの名〔ではなく、江戸時代に坂本浩然によって提唱された名であるツキヨタケが用いられることとなった〔。 方言名は多く〔には55種の方言名が記録されている〕、カタハキノコ(青森県津軽地方)、カタハタケ(鹿児島県下)、カタヘラタケ(秋田県下)、岩手県下では「ドクキノコ」の名もある。また、秋田県(北秋田・鹿角)では、ドクアカリの名で呼ばれているという。さらに、ブナカタハ(青森県)・ブナタロウ(石川県白山山麓)などの名も知られている〔 pp.434-435〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ツキヨタケ」の詳細全文を読む
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