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ティアンユロング
ティアンユロング(学名:''Tianyulong''、中国名:天宇龍)はの鳥盤類恐竜の属の1つである。属名はホロタイプが所蔵されている山東省天宇自然博物館の天宇(Tiānyǔ)と龍(lóng)から造語されている。現在のところ唯一の種である ''T. confuciusi'' (中国名:孔子天宇龍)の化石は中国遼寧省西部、建昌県で発見された。日本語では音声転写の違いによりティアニュロングとされる場合もある。 ==発見== 化石は最初、で収集され、熱河層群の白亜紀初期の地層から産出したものとして報告された。Lu et al., 2010ではこれらの地層が実際にはに属し、年代はジュラ紀後期で少なくとも1億5850万年前のものであったことが報告された〔Liu Y.-Q. Kuang H.-W., Jiang X.-J., Peng N., Xu H. & Sun H.-Y. (2012). "Timing of the earliest known feathered dinosaurs and transitional pterosaurs older than the Jehol Biota." ''Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology'' (advance online publication).〕。 ティアンユロングの標本には首から尾にかけて長い繊維状の外皮構造がある。この構造は獣脚類に見られる構造と類似していて羽毛と相同なものであることが示唆される。さらにこの発見により最初期の恐竜とのその祖先が原始的な羽毛(原羽毛)と考えられる相同な真皮性の繊維構造で覆われていた可能性が浮上した。 ホロタイプは部分骨格であり、部分的な頭骨と下顎、部分的な仙椎、近位中ほどの尾椎、ほぼ完全な右肩甲骨、両側の上腕骨、左尺骨の近位端、部分的な恥骨、両側の坐骨、両側の大腿骨、右側の脛骨と腓骨、、そして長く、1本ずつで分岐のない繊維状の外皮構造で構成されている。ホロタイプは亜成体の個体で、南アフリカに生息した近縁種ヘテロドントサウルス・トゥッキの比率に基づくと全長は70 cmほどと推定される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティアンユロング」の詳細全文を読む
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