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ティターノ山[てぃたーのさん]
ティターノ山()は、サンマリノの山。アペニン山脈の一角を成す同国の最高峰で、標高は739mである。 2008年に「中世以来の独立した共和制の継続を示す証拠」として首都サンマリノ市の史跡群とともにユネスコの世界遺産に登録された。 == 歴史 ==
口碑によると、4世紀初めにローマ皇帝ディオクレティアヌスのキリスト教迫害からイタリア半島に逃れた者にクロアチアのラブ島の石工マリヌス(聖マリヌス)がいた。彼はローマで未亡人フェリチータに雇われ、亡くなった夫の石棺をつくった。そこで彼はキリスト教の教義を説き、彼女を改宗させた。その後マリヌスは彼女からティターノ山を譲り受けた。マリヌスはそこに郎党とともに落ち延び、宗教的コミュニティを建設、これが現在のサンマリノ市となった。マリヌスはリミニのガウデンツィオから助祭に任じられ、リミニで布教にいそしんだが過労のため山中の庵に戻り、その後は自ら礼拝堂を建てて瞑想にふけった〔。 サンマリノの国名はこのようなマリヌスの聖心にならって名づけられた。山の三峰は「サンマリノの3つの塔」と呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティターノ山」の詳細全文を読む
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