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『ティマイオス』(、)は、古代ギリシアの哲学者プラトンの後期対話篇の1つであり、また、そこに登場する人物の名称。副題は「自然〔「ピュシス」(、physis)の訳語〕について」。 アトランティス伝説、世界の創造、リゾーマタ(古典的元素)、医学などについて記されている。自然を論じた書としてはプラトン唯一のもので、神話的な説話を多く含む。後世へ大きな影響を与えた書である。プラトンは、『ティマイオス』と未完の『クリティアス』、未筆の『ヘルモクラテス』を三部作として構想していたという。 ピタゴラス学派の音楽観、宇宙観、数学観に沿って世界の仕組みをプラトンなりに解説した作品だが、世界霊や宇宙の調和など形而上の事物を抽象的な数学によって解明しようと試みたために、非常に難解な内容となっている。例えば、本書をラテン語に翻訳したキケロは「あの奇怪な対話篇はまったく理解できなかった」と述べている。 ==構成== ===登場人物=== *ソクラテス *ティマイオス - ロクリスの哲学者。架空の人物か〔プラトン全集12 岩波書店 pp255-256〕。 *クリティアス - プラトンの曽祖父であり、三十人僭主のクリティアス(4世)の祖父でもあるクリティアス(3世)か。 *ヘルモクラテス - シケリア島シュラクサイの政治家、軍人。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ティマイオス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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