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テセルまたはテッセル(、テセル方言: Tessel。)は、オランダの北ホラント州にある基礎自治体(ヘメーンテ。以下、本稿では便宜上「市」と表記する)。ワッデン海に浮かぶ西フリースラント諸島で最も面積が広く、人口も多いテセル島と、無人島のノールデルハークス島からなる。同諸島の西端に位置し、北にはフリーラント島がある。綴りの中にXが使われているが、発音は昔からSSであり、テセルと読む。SSの合字としてXを使用した名残である。日本ではテクセルと表記されることもある。 テセルの砂丘地帯では、独特の野生の生態系が保たれている。特に冬には、猛禽類とガチョウの越冬地となる。このため、島の3分の1は自然保護区として指定されている。 == 歴史 == 中世初期、マルスディープ海峡を挟んで向かい合っていたテセルとヴィーリンゲンは今よりも多くの人口を擁していた。 テセルは過去に3度、戦争に巻き込まれた。1653年のスヘフェニンゲンの海戦(第一次英蘭戦争)、1673年のテセル島の海戦(第三次英蘭戦争)、1945年のテセルのグルジア人捕虜蜂起(第二次世界大戦)である。また、1940年にテセル島沖合で作戦行動中のイギリス海軍の戦艦・駆逐艦が、触雷(機雷に接触すること)により沈没を含む甚大な被害を受けたテセルの惨事も有名である。 テセル島は、1415年に都市権を得た。このときは砂州で繋がったテセル島とEierlantという2つの島からなっていたが、17世紀の干拓でひとつになった。現在、テセル島は北海とワッデン海の間に横たわる広大な天然の防波堤となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テセル」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Texel 」があります。 スポンサード リンク
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