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テトラブロモエタン
テトラブロモエタン()は、ハロゲン化炭化水素の一種である。TBEとも略記される。 1つの炭素原子に3つの臭素原子が結合すると熱力学的に不安定になるため、1,1,1,2-テトラブロモエタンとはならず、2つの炭素原子に臭素原子が2つずつ結合する1,1,2,2-テトラブロモエタンの形をとる。 4つの臭素原子が結合することにより、3 g/mLと、有機化合物の中では高い密度を持つ〔 Organic based heavy liquids , heavyliquids.com〕。室温では液体で、その比重を生かし浮遊選鉱に利用される。砂や石灰石、ドロマイトなどはテトラブロモエタンに浮き、閃亜鉛鉱、方鉛鉱や黄鉄鉱などは沈殿する。液相をとる温度範囲が比較的広いこと、および蒸気圧が低いことから、ブロモホルムの代用としても使用される〔。このほか、ワックスなどの溶媒、難燃剤、触媒などの用途もある。摂取により急性中毒を生じることが知られている。 == 脚注 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テトラブロモエタン」の詳細全文を読む
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