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テラピン4トン水陸両用車は、第二次世界大戦において、イギリスが製造した水陸両用の装甲輸送車である。本車は1944年のアントワープで初陣を迎え、スヘルデの戦いで大きな活躍をした。 テラピン水陸両用車は、第79装甲師団隷下の英国陸軍工兵隊の敵前上陸班に配備され、歩兵連隊部隊(カナダ軍およびイギリス軍)を渡河輸送する用途に使用された。 == 開発経緯 == イギリス軍はDデイ揚陸作戦に使用する、艦船から海岸まで物資と兵員を輸送するための水陸両用車を必要としていたが、アメリカ製のDUKW(GMC6x6トラックの水陸両用型)は数が不足していた。そこで英国軍需省は、造船会社のソーニクロフト社に対し水陸両用車両を設計するよう依頼した〔Brissette, Richard and Bannerman, Mark: "The Terrapin", Military Modelling Magazine, 29 Feb 2008, page 60.〕。 500両程度のテラピンMk.Iが、モーリス・モーターカンパニーの商業車部門であるモーリス商業車両社によって製作された。〔 またMk.Iにあった欠点を改善し、大幅なデザインの変更が加えられたMk.IIは試作段階にまで漕ぎ付けたものの、その時点でもはや需要が無く、生産されることは無かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テラピン水陸両用車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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