|
テレビ映画(テレビえいが)とは、一般の映画のようにフィルム(現在はビデオが主)で撮影され、最初に映画館で上映される映画ではなく、テレビ番組のドラマとして放送されるために製作される映像作品をいう。 == 概略 == ===テレビ映画と劇場用映画=== 広義でいえば、劇場で上映されることを目的とした映画ではなく、テレビでの放送を目的としてフィルム撮影した映画をさす。 しかし、アメリカでは必ずしも劇場用とテレビ用とで区別されるほど当初から厳密なものではなかった。また劇場用は35mmフィルムでテレビは16mmフィルムを用いて撮影されている訳ではなく、アメリカでは最初から35mmで撮影されている〔日本と違ってフィルムへのこだわりが強い欧米では、大型ドラマの場合、依然として35ミリ映画用カメラを使ったフィルム撮影の方が主流である。〕。テレビ創成期には、劇場用映画でB級映画で製作されたものを、テレビ用に再編集して放映する例があった〔ウイリアム・ボイド主演の西部劇「ホパロング・キャシディ」(日本では「我等がキャシディ」)は1935年から1948年まで66本が製作されて、それを1948年11月からテレビ用に再編集して放映された。またジョン・ウェインの無名時代の10年間に出演したB級西部劇を30分前後編で放映されている。〕〔一方日本でも、1956年から東映で製作された「警視庁物語」シリーズをその後TVシリーズとして放映されている。〕。また20世紀FOXは過去の名作の原板フィルムを一部利用して新しい出演者でテレビ用に再製作した映画を放映している。 そして、1964年にテレビジョン・ムービー(TVムービー)の出現でテレビと映画とをリンクさせる考え方が増え、日本ではTVムービーは実現しなかったが、やがてテレビ局と映画会社との提携からビデオレンタル、出版社をも含めてメデイアミックスとして売り出す考え方が多くなり、テレビと映画との垣根は初期から比べると格段に低いものとなった。しかしテレビ創成期はテレビ局と映画会社は互いに争う時期があった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「テレビ映画」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|