翻訳と辞書 |
リヨセル
リヨセル(Lyocell)は、再生セルロース繊維の一つ。アセテート繊維などのように、誘導体化というプロセスを経由せずに、セルロースそのものを溶剤に溶解させた溶液を紡糸して得られる。 1988年、イギリスのコートルズ(Courtaulds)社が試験生産を始めた。コートルズ社は、テンセル®(Tencel®)の商品名で販売していた。その後、オーストリアのレンチング・ファイバーズ(Lenzing Fibers)が生産している。 == 製法 == レーヨンなどと同様に、木材(ユーカリなど)等のパルプが原料である。これらを、N-メチルモルホリン N-オキシドの水溶液に溶解させて紡糸原液(ドープ)とし、N-メチルモルホリン N-オキシドの希薄溶液中に押出、繊維とする。 二硫化炭素を用いるビスコース法などと違って、完全クローズドシステムを構築できるため、環境負荷が比較的低いと言われている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リヨセル」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lyocell 」があります。
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|