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テンタフィールド・テリア : ウィキペディア日本語版 | テンターフィールド・テリア
テンターフィールド・テリア(英:Tenterfield Terrier)は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州原産のテリア犬種である。フォックス・テリアタイプ犬種のひとつでもある。作出当時の旧称はミニ・フォクシー(英:Min. Foxie)だが、トイ・フォックス・テリアとは別の犬種である。 == 歴史 == 原型の犬は、オーストラリアに入植が開始された頃から存在していた。これは現在のフォックス・テリアタイプ犬種と呼ばれるたぐいの犬種の血を引いたミックスのワーキング・テリアで、これに何百年もの歳月をかけてゆっくり改良を加えていったものがテンターフィールドである。初期の段階では上記の原型の犬にイングリッシュ・ラット・テリアとスムース・フォックス・テリアが掛け合わされ、19世紀ごろになると更なる能力向上を目指してジャック・ラッセル・テリア(プティングタイプ)、トイ・フォックス・テリア、ウィペット、ミニチュア・ピンシャー、チワワなどの血が導入されて完成した。 主に他のフォックス・テリアタイプ犬種と同じく、ネズミを狩るのに使われた。大きな倉庫でネズミを退治することで衛生を保ち、作物の食害や感染症の媒介を防除するのが本種の務めである。この他番犬などとしても使われ、泥棒やディンゴなどから主人の財産を守っている。 現在も大半が実用犬として飼育されていて、ペットやショードッグとして飼育されているものは稀である。近年正式な犬種クラブが設立され、スタンダードの統一や犬種推薦の活動が盛んに行なわれている。FCIには2009年11月現在未公認であるが、原産地外のケネルクラブに公認されれば公認登録への申請が行なわれることが予定されている。然し、原産地以外ではほとんど知名度が無く、飼育されていない。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tenterfield Terrier 」があります。
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