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ディクシー・チックス(''Dixie Chicks'')はアメリカ合衆国出身のエミリー・ロビソン(Emily Robison)、マーティ・マグワイア(Martie Maguire)とナタリー・メインズ(Natalie Maines)からなるカントリー・ミュージックの3人組グループである。カントリーだけではなく、全ての音楽ジャンルで販売枚数が最も多い女性グループである。〔http://www.dixiechicks.com/06_historical.asp〕 ディクシー・チックスは1989年にテキサス州のダラスで結成され、数年の下積み時代とメンバー変更を経て、1990年代末にカントリーとポップスの両ジャンルで成功を収めた。 また、2003年12月24日のブッシュ大統領が行ったイラク戦争を批判したリード・ヴォーカルのナタリー・メインズの公共の場での批判は、グループを巻き込む大きな論争となった。 ==初期== ディクシー・チックスは、ダラス郊外にあるテキサス州アディソンのグリーンヒル・スクール卒業生であったマーティ&エミリイ・エルウィン姉妹、ローラ・リンチ(Laura Lynch)、ロビン・リン・メイシー(Robin Lynn Macy)の4名によって結成された。エルウィン姉妹は結婚し、マーティ・マグワイアとエミリー・ロビソンとなった。エルウィン姉妹は主に楽器を、リンチとメイシーはヴォーカルを担当。 彼女たちはブルーグラスサウンドを主にして活動を開始、1990年にインディーズ・レーベル「クリスタル・クリア・サウンド(Crystal Clear Sound)」からファーストアルバム(女性演奏者デール・エバン(Dale Evans)にちなんで)『Thank Heavens for Dale Evans』を発表。前年にはマーティが全米バイオリンチャンピオンシップで3位を獲得、またディクシー・チックスとしてもテルライドブルーグラス祭(Telluride Bluegrass Festival)で最優秀バンド賞を獲得したり、リーバ・マッキンタイアとジョージ・ストレイト、ガース・ブルックスの前座を務めた。しかし、彼女たちの曲は公共放送以外で放送されることはなかった。 チックスは1991年末にクリスマス・シングル「Home on the Radar Range」を発表。そして1992年にはセカンド・アルバム『Little Ol' Cowgirl』を発表。スティール・ギター奏者として有名だったロイド・メインズ(Lloyd Maines)との競演を果たし、そしてセカンド・アルバムの一部では現代的なカントリーサウンドにも挑戦した。ディクシー・チックスはテキサスとナッシュビル周辺の様々なイベントに出演し続けた。しかしダラス以外でのラジオ放送はなく、商業的な成功を収めるられずに終わった。 しかるのち、ロビン・リン・メイシーは音楽の方向性の不一致のために1992年末に脱退した。だがグループは引き続きダラスにて活動を続けた。 チックスはトリオとなり、1993年に3枚目のアルバムをリリースした。『Shouldn't a Told You That』はリンチのリード・ヴォーカルを全面的に押し出し、ブルーグラスの要素を少なくした。継続的にツアーを行い、クリントン大統領の就任式やCBS This Morningのような注目度の高いイベントにも出演したが、ヒットには恵まれなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディクシー・チックス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dixie Chicks 」があります。 スポンサード リンク
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