翻訳と辞書
Words near each other
・ ディック・ウッド
・ ディック・ウルフ
・ ディック・エリオット
・ ディック・ガーメイカー
・ ディック・キューザック
・ ディック・キング=スミス
・ ディック・キール
・ ディック・クァックス
・ ディック・クラーク
・ ディック・グレイソン
ディック・グロート
・ ディック・サビット
・ ディック・ザ・ブルーザー
・ ディック・ショーン
・ ディック・スコビー
・ ディック・スチュアート
・ ディック・スナイダー
・ ディック・スミス
・ ディック・スレーター
・ ディック・ダヴァロス


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ディック・グロート : ウィキペディア日本語版
ディック・グロート

リチャード・モロー・グロートRichard Morrow "Dick" Groat, 1930年11月4日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ウィルキンスバーグ出身の元プロ野球選手遊撃手)・元プロバスケットボール選手。右投右打。
MLBNBAの両方でのプレー経験があり、2013年時点で「アメリカ大学野球殿堂入りとアメリカ大学バスケットボール殿堂入りの両方を果たした唯一の選手」である。
== 経歴 ==
デューク大学時代は野球バスケットボールの両方でオールアメリカン(全米代表チーム)に選ばれており〔Groat - BR Bullpen Baseball-Reference〕、両スポーツで優秀な実績を残した。特にバスケでは839ポイントのNCAAシーズン記録も樹立した〔to the Dick Groat Collection, 1948-1955 Duke University Libraries〕。
大学を卒業した数日後にアマチュアフリーエージェントとして、ブランチ・リッキーゼネラルマネージャーを務めるMLBピッツバーグ・パイレーツと契約を交わした〔。初年のにいきなり遊撃手として95試合に出場し、同年の新人王投票でも3位の得票率を獲得した〔Rookie of the Year Voting Baseball-Reference〕。また、1952年のNBAドラフトNBAフォートウェイン・ピストンズから1巡目(全体3位)指名を受けて入団しており、この野球シーズンのオフにピストンズで1シーズンのみプレーしている。
とはアメリカ陸軍で兵役に就いていたために試合に出場することが出来なかった〔。
にピストンズには戻らず、パイレーツに復帰した。
打率.325で首位打者のタイトルを獲得し、MVPも受賞した。以後、ナショナルリーグ遊撃手の打撃タイトル獲得者はまで40年近く現れなかった(2009年にフロリダ・マーリンズハンリー・ラミレスが打率.342で首位打者獲得)〔。チームもこの年にナショナルリーグを制覇しており、ニューヨーク・ヤンキースとのワールドシリーズ第7戦の4-7と3点リードされた8回裏にグロートは反撃の口火となる適時打を放った。パイレーツはこの回に一挙5点を取り、9-7と逆転した。9回表にヤンキースに同点に追い付かれたが、9回裏にパイレーツは先頭打者のビル・マゼロスキーワールドシリーズ史上初となる劇的なサヨナラ本塁打を放ち、ワールドチャンピオンに輝いた。
11月19日にドン・カードウェルらとの交換トレードセントルイス・カージナルスへ移籍した。
ワールドシリーズでカージナルスが4勝3敗でヤンキースを破り、2度目のワールドチャンピオンを経験した。
10月27日にビル・ホワイトらとのトレードでフィラデルフィア・フィリーズへ移籍した。
売却する形で6月22日にサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍したが、1967年はトータルで打率.156しか残せず、この年限りで現役を引退した。
ヒットエンドランの達人であり、パイレーツ時代は堅実な守備で二塁手のビル・マゼロスキー(後に守備が評価されてアメリカ野球殿堂入り)と鉄壁の二遊間を形成した。打撃の方は非力であったが、打率3割以上を4度記録した。オールスターゲームには通算で5度(1959・1960・1962・1963・1964年)選出されている。
アメリカ大学野球殿堂入りを果たした〔College Baseball Hall of Fame Inductees collegebaseballhall.org〕。4年前の2007年にはアメリカ大学バスケットボール殿堂入りしているため〔、「アメリカ大学野球殿堂とアメリカ大学バスケットボール殿堂の両方で殿堂入りを果たした最初の(2013年時点で唯一の)選手」となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ディック・グロート」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.