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ディップメータとは、共振回路やアンテナの共振周波数を測定する計測機器である。 発振回路として古くは真空管が用いられており、共振したことを真空管のグリッド電流の減少によって検出することから、グリッドディップメータ(GDM)とも呼ばれる。ディップメータのディップ ''dip''(英語で「下がる」「探る」などの意)とは、メータの指示針が共振周波数で小さい値を指示することを言う。 ディップメータは、プローブ・コイルを対象物に近づけることにより磁場を誘導結合させて高周波の吸収量を測定する。ディップメータは発振器であり、その出力エネルギーが共振回路の近傍を変化させ、共振回路は発振回路が発生させた周波数に同調される。これは、共鳴箱の近くで音が発生された時に音が大きくなっていくことや、弦が同じ周波数に調律されることに、幾分に似ている。ディップメータの中心部は、測定される LC 共振回路に対して疎な誘導結合をするコイルを用いた、調整できる LC 回路である。共振現象は、ディップメータの指示針(ふつうはマイクロ電流計)がディップすることにより示される。 ==概要== 発振回路と、その電気信号の振幅を示すメーターが内蔵されている。本体から外に突き出す形でプローブ・コイルが取り付けられており、必要に応じて交換可能になっている。本体には可変コンデンサを調整するダイヤルが付いており、プローブ・コイルに対応する発振周波数の目盛りが付いている(デジタル表示で周波数を読み取る機種もある)。 プローブ・コイルを目的とする回路やアンテナに近づけ、メーターの指針の振れが小さくなる周波数を探す。この周波数が共振周波数である。共振状態では外部からの電磁波を吸収する性質があるため、発振回路により生成された電気信号の振幅は小さくなるためである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディップメータ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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