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ディリクレの関数(ディリクレの-かんすう)とは、実数全体の成す集合 R 上で定義される次のような関数のことである。 : ただし、Q は有理数全体の成す集合である。 式から分かるように、この関数はいたるところで不連続である。さらに、 : : が成り立つから、(sup∫ を上積分、inf∫ を下積分という)ディリクレの関数はリーマン積分不可能であることが分かる。(ルベーグ積分は可能で、その値は 0 である。これは、可算無限集合である Q はルベーグ測度に関して零集合であることによる) ==周期性== この関数は、任意の有理数aに対して となる。これは有理数全体の集合が加法について閉じていることによる。 また、この関数は無限個の周期を持ち、かつ定数関数とならない一例である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ディリクレの関数」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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