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ダイラム
ダイラム(Daylam/Deylam)とは、イランのカスピ海南西の山岳地帯を指す歴史的地名、およびその地域に住んでいた人々の呼称である。「デイラム」「ダイラマーン」「デイラマーン」とも表記される。 == 領域 == 歴史的な地域名の「ダイラム」は、この地域に居住していた部族の名称に由来する〔。歴史的なダイラムの範囲は、北はスィヤーキャル、南はシャールード川、西はセフィードルード川、東はマーザンダラーン州に接する地域とされている〔佐藤「デイラマーン」『世界地名大事典』3、637頁〕。ダイラム人によって建国されたブワイフ朝は南西に領土を拡大し、ブワイフ朝時代にはタバリスターン(マーザンダラーン)からゴルガーンに至るカスピ海南岸の地域がダイラムと呼ばれた〔蒲生「デイラム」『アジア歴史事典』6巻、425-426頁〕。 ダイラムは山地と低地に分かれ、米、絹、ツゲなどを産出した〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ダイラム」の詳細全文を読む
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