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デカポリス : ウィキペディア日本語版
デカポリス

デカポリス(Decapolis)は新約聖書福音書に登場するガリラヤ湖南方のヨルダン川両岸(主に東岸)の広大な地域に存在するパレスチナにおけるギリシアの10の植民地の町の総称である。「10の町」という意味である。
10の町は、ガダラカナタゲラサスキトポリスダマスコディオンヒッポスフィラデルフィアペララファナの町々である。これらは、アレクサンドロス3世(大王)の後継者たちによって建てられた。うちダマスコだけは北方に離れて位置し、ヘレニズム以前からの古い歴史を持つ。
これらの都市は、東方におけるギリシア都市として、ギリシア語を話す移民の者たちを多く引き付け、アラム語文化圏の中におけるヘレニズム文化の中心になっていた。またここにあげられた10都市以外にも多くのヘレニズム都市がこの地域には散在していた。前63年にポンペイウスが率いるローマ軍によってユダヤ人支配から解放された。また、免税の特権が与えられ、自治通商のために都市同盟を結んで、シリヤ総督の支配下におかれていた。
ヨセフスと大プリニウス(二人とも西暦1世紀の人)の著作や、西暦2世紀のプトレマイオスもデカポリスについて言及している。
==聖書==
この地方の多くの群集はイエス・キリストに従い、イエスはこの近くで悪霊を追い出した。イエスはツロからガリラヤ湖畔に行く途中に通過した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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