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デストラクター機雷 : ウィキペディア日本語版
デストラクター機雷[でぃすとらくたーとも]
デストラクター機雷(ディストラクターとも)はアメリカ海軍が装備している航空機搭載爆弾を改造した地雷機雷兼用兵器。外付けのキットを爆弾に装着することで、地雷と機雷両方の能力を有している。Destructor(破壊装置)からDSTと略される。
後継のクイックストライク機雷(Quick Strike mine)についても説明する。
なお海上自衛隊はデストラクター機雷を装備体系に加えている
==デストラクターシリーズ==
通常の航空爆弾にMk75デストラクター改造キットを装着することで地雷もしくは沈底機雷になる。このキットは爆弾頭部の空間には信管と導爆薬を、底部減速装置の空間に感応装置を装着する。使用される爆弾はMk80シリーズで、それぞれMk82(500ポンド)はMk36DST(Mk36機雷は別に存在する)、Mk83(1000ポンド)はMk40DSTMk84(2000ポンド)はMk41DSTとなる。爆弾のサイズに関わらず使用される改造キットは基本的に同一であるが、投下後の減速装置はそれぞれの爆弾サイズに応じたものを必要とする。
これらは航空機により敷設されるが、地雷としては投下されたものは衝撃で地中深くに埋設され、機雷としては河川の河口や沿岸域といった浅深度に投下され磁気感応により起爆する。またDST115Aという種類もあり、これは機雷としてのみ使用され航空機と水上艦により敷設される。
このデストラクター機雷は第三次中東戦争イスラエルが、ベトナム戦争ではアメリカがハイフォン湾に敷設している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デストラクター機雷」の詳細全文を読む



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