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デニス・レイ・ボイド : ウィキペディア日本語版
デニス・レイ・ボイド

デニス・レイ・ボイドオイル・カン・ボイド)(Dennis Ray "Oil Can" Boyd , 1959年10月6日 - )は、MLBで活躍したアメリカ合衆国ミシシッピ州メリディアン出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。
== 人物・来歴 ==
激しい気性だったことと、無類の酒好きで、登板前の緊張を解くため缶ビールのシックスパック(6本セット)を空けてから試合に臨んでいた〔芝山幹郎「大リーグ二階席」 2005 晶文社より。なお、現在ではドーピング禁止薬物アルコールが含まれるため、このような行為はまず見られない。〕ことから、「Oil Can」(オイル缶)のニックネームがつき、むしろそちらが通称となるほど。
ジャクソン州立大を経て、のドラフトボストン・レッドソックスから16巡目に指名され、入団。
9月13日にメジャー初登板。
以降は先発ローテーションに定着。この年は8勝15敗に終わるが、に12勝12敗、に15勝13敗、に自己最多の16勝10敗をあげ、チームの主力投手として活躍する。
1986年にはチームのワールドシリーズ進出に貢献したが、出場停止処分も受けている。
以後3年間は故障もあり、期待外れの成績に終わり、にモントリオール・エクスポズ(現在のワシントン・ナショナルズ)に移籍。
10勝を挙げ、防御率2.93は自己最高であった。同年秋の日米野球で来日し、第1戦の先発投手として登板した。
翌はエクスポズで6勝8敗防御率3.52で、先発投手の陣容が厳しいテキサス・レンジャーズに移籍するが、12先発で2勝7敗防御率6.68の散々な成績に終わる。
62イニングで81安打を打たれ、後半はブルペン(リリーフ)に降格となった。
この年限りでレンジャーズを解雇となり、以後、マイナーやプエルトリコのリーグ、メキシカンリーグで投げたがメジャー復帰はかなわなかった。
現在はロードアイランド州イーストプロビデンスに妻子と共に住んでおり、現在でも「現役」の投手である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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