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デニー・マクレイン : ウィキペディア日本語版
デニー・マクレイン

デニス・デイル・マクレインDennis Dale McLain, 1944年3月29日 - )は、MLBの元選手。ポジションは投手アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身。
== 経歴 ==

=== デトロイト・タイガース ===
に地元のシカゴ・ホワイトソックスと契約。マイナーリーグの初登板でノーヒッターを達成する〔出野哲也「歴史が動いた日vol.34 1968.9.14 不良右腕マクレインが34年ぶりの30勝投手に」『スラッガー』2008年8月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-8、90 - 92頁〕。ウェーバーにかけられ、4月8日デトロイト・タイガースに移籍。A級・AA級合計で18勝6敗・防御率2.89・239奪三振を記録し、9月21日のホワイトソックス戦でメジャーデビュー、自責点1で完投勝利を挙げる。は6月12日から7月25日にかけて2試合連続完封を含む8連勝を記録。16勝6敗・防御率2.61・192奪三振を記録。は前半戦で13勝を挙げ、オールスターゲームに初選出されて先発投手を務め、3回を無安打に抑えた。後半戦で7勝10敗・防御率4.98と調子を落とし、自身初の20勝を記録したものの42被本塁打・120失点はリーグワーストだった。は8月終了時で17勝を挙げるが9月は未勝利に終わり、チームも1ゲーム差でリーグ優勝を逃した。
は前半戦で16勝2敗・防御率2.09を記録し、2年ぶりにオールスターゲームに選出される。後半戦も勢いは衰えず、9月14日オークランド・アスレティックス戦でのディジー・ディーン以来34年ぶりとなるシーズン30勝に到達〔これを最後にシーズン30勝を記録した投手はいない。〕。31勝6敗・防御率1.96・280奪三振、共にリーグ最多の28完投・336.0イニングを記録し、最多勝利のタイトルを獲得。チームは2位に12ゲーム差を付ける圧倒的な強さでリーグ優勝を果たす。セントルイス・カーディナルスとのワールドシリーズでは第1戦に先発。同年防御率1.12という驚異的な成績をマークしたボブ・ギブソンと投げ合い、17三振を奪われて完封負けを喫し敗戦投手となる。第4戦でも再び対戦したが3回途中4失点で敗戦投手となり、1勝3敗と王手をかけられる。第6戦では中2日で先発し、3回までに大量12点の援護もあって1失点完投勝利を挙げ、タイに戻す。チームは最終第7戦でギブソンを打ち崩して4勝3敗でカーディナルスを破り、23年ぶりのワールドチャンピオンとなった〔。オフにサイ・ヤング賞MVPを満票で受賞した〔。も前半戦で14勝5敗を記録し、2年連続でオールスターゲームに選出され先発の予定だったが、試合途中に帰ったため批判を浴びるなど〔素行の悪さが球団を悩ませた。24勝9敗・防御率2.80・181奪三振、共にリーグトップの9完封・325.0イニングを記録し、2年連続の最多勝利を獲得。サイ・ヤング賞の投票ではマイク・クェイヤーと同点になり、史上初の2人同時受賞となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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