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デネソール2世(Denethor Ⅱ)は、J・R・R・トールキンの中つ国を舞台とした小説、『指輪物語』の登場人物。 ゴンドールの執政の26代目。 父はゴンドールの執政25代目、エクセリオン2世。妻はフィンドゥイラス。息子に指輪の仲間のひとりボロミアと、イシリエンの太守ファラミア。 == 人物像 == デネソールは気高く聡明な人物だった。若いころは身の丈すぐれた剛勇の人であり、『指輪物語』に登場したときはすでに年老いていたものの、剣を手放してはいなかった。王の血統ではないが、ガンダルフの見るところ確かに西方人ドゥーネダインの血に連なる者であり、余人の及ばぬ鋭い眼力の持ち主である。 秘宝パランティーアを使い、遠くの出来事を見知ることができたが、その過程で生じる冥王サウロンとの精神戦の影響で、老化が早まり心もかたくなになった。 デネソールは非常に優秀ではあったが、性格は高慢で気難しかった。ゴンドールの執政としての役職に誇りを持っており、平穏無事に息子にあとを継がせることが望みだった。そのため王家の血を引くものの帰還には神経を尖らせており、ミスランディア(ガンダルフ)のことも信用していなかった。 かれが誰より寵愛していたのは、勇猛で父に忠実な長男ボロミアだった。その一方でミスランディアへの敬意を表す次男ファラミアのことは軽んじていた。ボロミアを失って希望をなくしたデネソールは、死地におもむくファラミアをそっけなく送り出したのだが、自覚がないだけで心の底では次男も大切に思っていた。 めったに親しげな様子を見せないデネソールだが、妻のことは深く愛していた。また、ペレグリン・トゥック(ピピン)のことも最初はミスランディアのスパイとしか見ていなかったが、かれが誇りとボロミアへの感謝から奉公を申し出たときには、かすかに笑みを浮かべてこれを受け入れた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デネソール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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