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ギアオイル ギアオイル()はオートバイなども含む自動車用の潤滑油のうち、トランスミッションとトランスファー、デファレンシャルの潤滑を目的としたものの総称である。潤滑する装置の種類によって異なる性質のものが用いられ、主にマニュアルトランスミッションに用いられるものはミッションオイルやマニュアルトランスミッションフルード(MTF)、デファレンシャルに用いられるものはデフオイルと分けて呼ばれる場合もある。 == 概要 == ギアオイルは主原料の基油()に、駆動伝達装置の潤滑に適した特性の添加剤を加えた製品である。基油には鉱物油が古くから用いられてきたが、近年では化学合成油(:en:Synthetic oil)を用いる製品もある。添加剤は酸化防止剤や流動点降下剤、極圧剤、さび止め剤、あわ消し剤といったものが加えられるほか、粘度指数向上剤が加えられる場合もある。 プロペラシャフトから車軸へ動力伝達する際に用いられるハイポイドギアは、歯車の表面に高い接触面圧がかかりながら滑り接触することから、普通のギヤオイルでは油膜切れを起こして焼き付く場合がある。ハイポイドギアに対応したオイルはハイポイドギアオイルとも呼ばれ、極圧添加剤(:en:Extreme pressure additive)と呼ばれる添加剤が加えられている〔。極圧添加剤は硫黄や塩素、リンなどを含む化合物で、高温高圧の条件下で歯車表面の金属と化学反応を起こして被膜を形成し、摩耗や焼き付き、融着といった現象を防止する。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギアオイル」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gear oil 」があります。
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