|
デミトリ・マキシモフ (Demitri Maximoff) は、カプコンの2D対戦型格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズに登場する架空のキャラクター。 == キャラクター設定 == 七大貴族に数えられるマキシモフ家の当主にして、魔界の覇権を狙う若き吸血鬼。魔界を支配していた三大貴族の一柱である霊王ガルナンの死去後、魔王ベリオールの命を狙った冥王ジェダが自滅してしまったことにより、名乗りを上げた。 ジェダの開いた人間界への扉を利用して力を得たデミトリはベリオールを追い詰めた。しかし、ベリオールが扉を異次元に切り離したことで魔界から吹き飛ばされ、人間界へと放逐された(なお、ベリオールはこの戦いの傷が元で病没することになる)。人間界へ追放されたデミトリは、トランシルヴァニア山脈奥深くの霧の立ち込める森にたたずむ古城ゼルツェライヒ城で100年もの間、復活の日を待ちわびていた。傷付いた体と、失われた魔力が回復するにつれて、体からオーラが発するようになり、苦手にしていた太陽光をも遮断するようになった頃、地球をコレクションにしようと目論むパイロンが襲来。それを感じ取ったデミトリは、再び「闇の貴公子」の名を知らしめるために動き出す。 『ヴァンパイア セイヴァー』では、アーンスランド家の当主となったモリガンとの真の魔王を決する勝負の最中に、復活したジェダによって作り出された魔次元に居城が飲み込まれ、ジェダの野望を打ち砕き自らが魔界を統べる者として君臨すべく動き出す。そのエンディングでは、モリガンの血を吸い服従させようとする(血の儀式)が、それを拒んだモリガンは自ら石化した。しかし、人間界と魔界の両方を手に入れたデミトリは、余りある時間を使ってゆっくりとその心を溶かそうと語っている。 初代『ヴァンパイア』の主人公とされる〔『ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000』電波新聞社より。〕が、『セイヴァー』のスタッフによる回答では「いわゆる『主人公』『脇役』といった肩書はなく、プレイヤーの扱うキャラクターが常に主人公」「強いて『セイヴァー』の代表者を挙げるならジェダ」と語られている〔ゲーメストムックVol.88『ヴァンパイア セイヴァー ファンブック』より。〕。 筋肉によって、ピチピチにはちきれんばかりの燕尾服にマントを身につけており、玉ねぎ頭などと比喩されるオールバック気味に逆立った髪型をしている。その外観からアメコミのヒーローを連想させるが、服装自体は生年当時の文化を反映させたものである。 一部の通常技や超必殺技を放つ時やダメージを受けた際などに、全身漆黒の体で背中に翼を生やした悪魔のような姿に変わることがあり、『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』と表記)ではラウンド開始前やガード時など、その姿を見せる機会が増えている。その姿は本来の姿とのこと。 勝利ポーズで身に纏うオーラを激しく波打たせて高笑いを上げたり、一部の技名を叫ぶ。勝利時のメッセージは冷静なものが多いが、女性を誘うプレイボーイ風の独特な台詞も多い(後者の台詞は『セイヴァー』で追加されたものである)。 『セイヴァー』から追加されたEX必殺技の「ミッドナイトブリス」は、男女問わず相手を美女に変えてから干からびるまで血を吸い上げ、その後に燃やすという内容で、女性化されたキャラクターたちのフィギュアシリーズがガシャポンで発売されるなどの人気を博した。 他社とのコラボレーション作品には、SNKとの『SVC CHAOS』』で初めて参戦を果たした。『SVC CHAOS』においてはグラフィックも一新され、陰影の映える立体感と設定に忠実な身長が特徴となっている。同作品においてはヴァンパイアシリーズ同様、「ミッドナイトブリス」でSNKキャラクターたちを女性化させることができる。その後も『NAMCO x CAPCOM』や『クロスエッジ』などにも登場している。カプコンのみのクロスオーバー作品では『CAPCOM FIGHTING Jam』(以下『CFJ』と表記)に登場する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「デミトリ・マキシモフ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|