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デメニギス科 : ウィキペディア日本語版
デメニギス科[でめにぎすか]

デメニギス科学名:)は、ニギス目に所属する魚類の分類群の一つ。中層遊泳性の深海魚のみで構成されるグループで、デメニギスなど少なくとも6属11種が含まれる〔『Fishes of the World Fourth Edition』 p.191〕。
== 分布・生態 ==
デメニギス科の魚類はすべて海水魚で、太平洋インド洋大西洋などの熱帯から温帯域にかけての深海に広く分布する〔。海底から離れた中層を不活発に漂い、ほとんどの種類では水深1,000mまでの中深層が生息範囲となっている〔〔『海の動物百科2 魚類I』 p.50〕。
本科魚類の食性は深海魚としては独特であり、クラゲなどゼラチン質浮遊生物を主な餌としている〔〔『Dee-Sea Fishes』 p.122〕。デメニギス類の口は一般に小さく、顎には細かい歯が無数に並んでいる〔。浮遊するクラゲをついばむように食べる習性を反映しているとみられ、腸管も長くなっている〔。ゼラチン質生物を専食する性質は、近縁のミクロストマ科(ソコイワシ亜科)・セキトリイワシ科とも共通する特徴である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デメニギス科」の詳細全文を読む



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