翻訳と辞書
Words near each other
・ デュナ
・ デュナスモン
・ デュナミス
・ デュナミスト
・ デュナメイス
・ デュナリエラ
・ デュナリエラ・サリナ
・ デュナーミク
・ デュノア
・ デュノワ
デュハーストステークス
・ デュバリエ
・ デュバリー夫人
・ デュバル
・ デュバル郡
・ デュバル郡 (テキサス州)
・ デュバル郡 (フロリダ州)
・ デュパルク
・ デュパン
・ デュビン・ジョンソン症候群


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

デュハーストステークス : ウィキペディア日本語版
デューハーストステークス
デューハーストステークスDewhurst Stakes)は、イギリスニューマーケット競馬場で10月に行われる競馬の競走。
格付けは最高格のG1で、イギリスの2歳戦としては最も賞金が高い。イギリス国内にとどまらず、ヨーロッパの2歳戦のなかでも特に重要とされており〔、全欧から選出されるカルティエ賞(1991年創設) で、1991年から2013年までの23回中9回がこの競走の勝馬がヨーロッパ2歳チャンピオンに選ばれている。
2011年に行われたイギリスの秋競馬の日程の改革によって、「フューチャーチャンピオンズデイ」と呼ばれる2歳戦を集めた開催の目玉競走となった。

==概要==
イギリスには、G1に格付けされている2歳牡馬戦が3つあるが、デューハーストステークスはその中でも最も賞金が高い競走である。この競走の上位馬は翌年のクラシックで中心視されるようになる。イギリス国内で最高というだけではなく、ヨーロッパの2歳戦のなかでも特に重要な競走と位置づけられてきた〔〔〔。
デューハーストステークスは、トーマス・ギー(Thomas Gee)が1875年に創設した。創設から1912年までは「デューハーストプレートDewhurst Plate)」というプレート競走〔「プレート競走」というのは競走の賞金の形態による分類。主催者が一定の賞金を供出して行われるため、出走馬の馬主には勝てば少なくとも一定以上の賞金が得られることが保証されている。これに対し「ステークス競走」は、出走を希望する馬主が予め納めた登録料の総額が賞金の元手になる。そのため出走希望者が多い場合には高額の賞金が期待できるが、逆に出走希望馬が少ない場合には賞金は下がってしまう。〕だった。「デューハースト」というのは、ギーがイースト・サセックスのワドハースト(:en:Wadhurst)に所有していたデューハースト牧場(Dewhurst Stud)に由来する〔〔〔。
デューハーストプレートは、創設当初の4年間の勝ち馬がすべて翌年のクラシックを勝ち、重要な2歳戦としての価値を確立した。その4頭は次の通り〔〔。
:1875年 - Kisber(キシュベル) … 翌年のダービー優勝
:1876年 - Chamant … 翌年の2000ギニー優勝
:1877年 - Pilgrimage … 翌年の2000ギニー優勝
:1878年 - Wheel of Fortune … 翌年の1000ギニーオークス優勝
その後も、デューハーストステークス優勝馬からは多くのクラシック勝馬が誕生している。イギリスクラシック三冠を達成したものだけでも、オーモンドロックサンドニジンスキーがいる。また、競走馬として大成しただけでなく、種牡馬としても極めて重要な活躍を果たしたものも少なくない。たとえばイギリスのチャンピオンサイヤーとなったものとして、オームセントフラスキンバヤルドレンバーグハイペリオン、クレペロ(:en:Crepello)、ニジンスキー、ミルリーフがいる。ほかにも、アメリカでチャンピオンサイヤーになったメドラー(:en:Meddler)、日本でチャンピオンサイヤーになったレヴューオーダー〔日本のチャンピオンサイヤー統計については、特に古い時代に資料毎の大きな差異がある。レヴューオーダーは1940年の日本のチャンピオンサイアーとするという資料がある。〕もデューハーストステークスの優勝馬である〔〔。
近年では2012年の優勝馬ドーンアプローチが翌年2000ギニーを制しているほか、2004年のシャマルダルが翌年のフランスダービーを、2005年のサーパーシー(:en:Sir Percy)が翌年のイギリスダービーに勝っている。また、ロックオブジブラルタルフランケルのように、2000ギニーを勝った後、中・短距離で目覚ましい活躍をみせたものも出ている〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デューハーストステークス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dewhurst Stakes 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.