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デルタブイ : ウィキペディア日本語版
デルタV[でるたぶい]
デルタブイ(Delta-v、Δv)は、航空力学において、速度の単位を持つスカラーである。軌道マヌーバによってある軌道から別の軌道に遷移するためのエネルギーの量として測定される。
デルタブイは、エンジンでプロペラントを使用して機体を加速させる推進力を得ることで達成される。
==定義==
:\Delta = \int_^ \, dt
ここで、
:''T''は瞬間的な推進力
:''m''は瞬間的な質量
外力がない場合は、
: = \int_^ \, dt
ここで、''a''は加速度を意味する。推進力が一定の方向である場合は、次のように単純化される。
: = | _1 - _0 |\;
これは単純な速度の変化の大きさである。しかし、この関係は一般的な場合に当てはまる訳ではない。例えば、等方向の加速度が時間(t1 ? t0)/2後に逆転すると、速度の変化は0となるが、デルタブイの大きさは逆転がなかった場合と変わらない。
ロケットの場合、「外力がない」とは、大気の抵抗やノズルの背圧力がないことを意味するため、ツィオルコフスキーの公式で機体のデルタブイ容量を計算するために真空Ispが用いられる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「デルタV」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Delta-v 」があります。



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