|
データインストール(DATA INSTALL)とはPlayStation Portable(PSP)用のゲームでゲームデータをメモリースティック Pro デュオに保存しておくことで、データのロードに要する待ち時間を短縮する技術のことである。 PSPで最もヒットしたシリーズである『モンスターハンター ポータブル』シリーズでは「メディアインストール」と呼ばれており、一般的にはこちらの呼称も定着している。しかし、「メディアインストール」はカプコンの登録商標のため、他のメーカーの作品でこの呼称が使用される事は稀である。 == 概要 == PSP(PSP-1000/2000/3000型)用のソフトはユニバーサル・メディア・ディスク(UMD)と呼ばれるディスクにゲームのプログラムやデータを記録しており、これをPSP本体に読み出すことでゲームがプレイできる仕組みになっている。 UMDからデータを読み出すのには時間がかかるため、ゲームによってはロードの待ち時間が長くなり、ゲームが中断されることがあった。メモリースティックに記録されたデータの読み出しはUMDより早いため、これを利用することでUMDの欠点であるロード時間の長さを短縮することができる。ただし、全てのゲームで利用できず「データインストール対応」のゲームに限られる。また、不正コピー防止の観点からインストールされたデータから直接起動させることはできず、起動時には常に元のUMDをドライブに挿入しておく必要がある(起動時にUMDの挿入を認識したあと、メモリースティック内のデータを読み出す)。 UMD内のデータをメモリースティックに記録するため、十分な空き容量が必要となる。必要な容量はゲームによって異なるが、100MB程度から1GB以上に及ぶものもある。 データインストールとは呼ばれないが、PSP go(PSP-N1000型〔PSP goではUMDのドライブが廃されたため、ダウンロード販売のみで購入する形式となった。〕)およびダウンロード専用〔ゲームによっては、UMD・ダウンロードの両方の形態で販売する場合もあれば、ダウンロード販売のみの場合もある。〕のゲームは全てのゲームデータをフラッシュメモリ(PSP goに内蔵)またはメモリースティックに保存して〔それらの作業もPSP上において「インストール」とされる。〕プレイするため、ロード時間はUMD版に比べて高速となる。 初めてこの機能を搭載したゲームはプロトタイプより2007年11月22日に発売された『AIR』で、同作では「メモリーディスク機能」と呼称されていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「データインストール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|