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トウィール トウィールは、スタンリイ・G・ワインボウムの短編小説2編に登場する、想像上の火星生物である。2編とは、1934年に発表された『火星のオデッセイ』と、その4か月後に発表された『夢の谷』である。直後、ワインボウムが肺がんで死亡したため、火星シリーズ第3編は未着手となった。黎明期のサイエンス・フィクションにおいて、誰もが認める異星人といえばトウィールであり、アイザック・アシモフやアーサー・C・クラークの作品に登場する異星人のヒントになったと言われている。 アシモフによれば、トウィールはジョン・W・キャンベルの条件を満たす最初のSF生物だという。キャンベルの条件とは「人間か人間以上に思考するが、人間のようには思考しない生物」。 トウィールの綴りはTweelともTweerlとも書かれ、正確な発音は人間には不可能だとされている。 == 外観 == トウィールの外観は次のように描かれている。
火星人は、本当は鳥じゃない。最初見ると鳥のようだが、そうじゃない。なるほど、くちばしが一対あり、羽根のような付属物が少しあるが、本物のくちばしじゃない。いくらか自由が効き、端から端まで緩やかに曲がり、くちばしと鼻の中間のようなものだ。足指は4本、それに手と呼べばだが、手には4本の指がある。体は少し丸っこくて、長い首の上に小さな頭とくちばしがある。 --スタンリイ・G・ワインボウム『火星のオデッセイ』第24段落より
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トウィール」の詳細全文を読む
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