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トカラ語[とからご]
トカラ語(トカラご、トハラ語、英:Tocharian languages)は、現在の中華人民共和国新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)のタリム盆地北縁(天山南路)にあたる地域で8世紀頃まで話され、ブラーフミー文字に似たで書いた写本が残っている言語。インド・ヨーロッパ語族に属し、独立した語派「トカラ語派」を形成する。膠着語的な性格を有していたことが分かっている。 == 概説 ==
ブラーフミー文字で書かれた西暦500~700年頃の文献が見つかっている。8世紀頃までに古テュルク語の話者集団に吸収され、死滅したと考えられている。 なお、かつて紀元前後にストラボンが記した「トカロイ」、中国史書が伝える「吐呼羅国」〔『魏書』,『北史』〕、「吐火羅国」〔『隋書』,『新唐書』〕、7世紀に玄奘が記した「覩貨邏国」〔『大唐西域記』〕といった、いわゆる「トハラ人」および「トハリスタン」とは区別する〔小松久男『中央ユーラシア史』p119〕立場もある。 音声面ではインド・ヨーロッパ祖語の 音を として保持している、いわゆるケントゥム語群の特性を有し、同語群の他の言語から地理的に大きく離れていることから特異視されることもある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トカラ語」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tocharian languages 」があります。
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