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トクマサ
トクマサ(得正)は日本の競走馬。1936年に行われた第5回東京優駿大競走(日本ダービー)優勝馬である。血統は父が戦前の大種牡馬のトウルヌソル、母も輸入繁殖牝馬種正 (Young Man's Fancy) という良血で、全兄に帝室御賞典(阪神)で勝ったキンチヤンがいる。 == 戦歴 ==
東京優駿大競走は6走目。1勝馬の身ながら挑み、最後の直線で騎手の伊藤正四郎(伊藤正徳調教師の実父、伊藤雄二元調教師の義父)が鞭が折れるほどの気合の騎乗を見せ、2分42秒1のタイムで優勝した。5番人気で勝利した結果、競走後に特払い(特別給付金)が出る大穴であった。このとき重馬場(実際は稍不)を見越してトクマサにスパイク鉄を履かせていたという。 ほかに東京優駿大競走の翌月横浜で行われた帝室御賞典、1937年の目黒記念(春)、中山記念(秋)などの勝ち鞍がある。全成績は27戦9勝、獲得賞金は6万3602円75銭。 引退後は朝鮮の蘭谷牧場で種牡馬として供用されたが、終戦の混乱期に行方不明となり、1943年以降の消息は資料散在もあり不明である。なお、東京優駿大競走で伊藤正四郎が使用した鞭は、トクマサを生産した下総御料牧場(御料牧場は栃木県塩谷郡高根沢町に移転、現在は三里塚御料牧場記念館となっている)に保存されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トクマサ」の詳細全文を読む
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