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トポロジカル絶縁体[とぽろじかるぜつえんたい]
== 一般的 == トポロジカル絶縁体()とは、物質の内部は絶縁体でありながら、表面は電気を通すという物質である。ペンシルベニア大学のチャールズ・ケーン(en)らにより2005年に提唱され、2007年ビュルツブルグ大学が確認した。また2011年には大阪大学・名古屋大学がトポロジカル超伝導体を発見した。命名の由来は電子の様子を表す数式の解析にトポロジーが使われているからである。 この物質がそのような性質を持つのは、1937年に提唱されたマヨラナ粒子として電子が活動しているのではないかという推測がある。この物質の表面が電気を通す条件には、不純物や格子欠陥などの影響を受けず、境界条件だけが影響する。安定した電子の素粒子的挙動から、量子コンピュータ実現の鍵になるかもしれないという期待がある〔「77年前に予言の素粒子 存在する?」日本経済新聞2014年9月20日朝刊17面〕。 笠真生と古崎昭の二人は、A.P.Schnyderと.W.Ludwigとの共同研究により「トポロジカル周期表」を完成し、3次元のトポロジカル超伝導体の存在を予言し実際に存在することを示した功績により2015年度仁科賞を受賞した〔平成 27年度 (第 61 回)仁科記念賞 回)仁科記念賞 受賞者 一覧 平成27年11月13日公益財団法人仁科記念公益財団〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トポロジカル絶縁体」の詳細全文を読む
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