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トマホーク武器システム : ウィキペディア日本語版 | トマホーク武器システム[とまほーくぶきしすてむ]
トマホーク武器システム(TWS:Tomahawk Weapon System)は、アメリカ海軍の艦対地巡航ミサイル・システム。トマホーク・ミサイル本体のほか、その射撃指揮システム、そしてその作戦を支えるC4ISRシステムにより構成されている。 == 概要 == トマホーク武器システム(TWS)は、長距離の艦対地集中精密攻撃を担当する武器システムである。水上艦装備のMk.32(装甲ボックスランチャー搭載艦)、Mk.37(Mk.41 VLS搭載艦)と、潜水艦装備のMk.36がある。TWSの実用化により、従来は高付加価値資産(HVU:High Value Unit)の護衛という守勢的兵種に甘んじてきた水上戦闘艦に攻勢的兵種としての地歩を付与し、また、元来より攻勢的兵種であった潜水艦は、その制圧可能範囲を陸上にまで延伸することが可能となった。 TWSは、実際の攻撃を担当するトマホーク巡航ミサイルおよびその射撃指揮システム、そしてその作戦を支えるC4ISRシステムによって構成されている。これらの各要素は、それぞれ離れた場所に配置されることから、これらがシステムとして連携していることは必ずしも知られてはいないが、実際には、トマホークによる攻撃を支援するため、極めて緊密に連接されている。 TWSは、他の部隊(電子戦部隊やAWACS部隊)などとの連携なしで、独力で精密な航空攻撃を実施することができる。一方で、投射可能な火力量は決して多くなく、また、頻繁に移動する小規模目標への攻撃には不適であるという欠点もある。しかし、攻撃側の人的な損害の恐れなしで対地精密攻撃を実施できるという特性から、とくに非対称戦争における介入手段として多用される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トマホーク武器システム」の詳細全文を読む
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