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トム・クラウゼ : ウィキペディア日本語版
トム・クラウゼ

トム・クラウゼ (''Tom Krause'',1934年7月5日- )は、フィンランド出身のバリトン歌手である。
==経歴==
ヘルシンキに生まれる。初めは医学を学ぶためヘルシンキ大学の医学部に在籍し、その道を進んでいたが、歌やジャズなどを嗜んでいた彼は音楽に興味を示し、1956年からウィーン音楽大学に入学し、1957年、ヘルシンキでリサイタルを開催してデビューを果たす。1958年からベルリン市立歌劇場(現ベルリン・ドイツ・オペラ)でビゼーの『カルメン』のエスカミーリョを歌ってオペラ歌手としてのデビューを果たす。その後、同歌劇場のメンバーの一員として幅広く活躍する。
オペラ・デビューを果たして間もない頃、ゲオルク・ショルティによってレコーディングされたワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』(1960年録音、デッカ・レコード音源)のクルヴェナルを歌い、世界的に注目を集め、彼の名が一躍知られることとなった。
1961年から活動の場をハンブルク国立歌劇場へ移ったのち、以降は同地で活動する。1962年に初めてバイロイト音楽祭に出演し、この時は『ローエングリン』の王の伝令官を担当した。この他ザルツブルク音楽祭(1968年)やグラインドボーン音楽祭メトロポリタン歌劇場1967年、同時に契約)などの音楽祭にも初出演を飾っている。またウィーンロンドンパリニューヨークなどの主要な歌劇場に客演を果たしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「トム・クラウゼ」の詳細全文を読む



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