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トヨタ・イーグルMkIII : ウィキペディア日本語版 | イーグル・MkIII/トヨタ
イーグル・MkIII/トヨタは、1991年IMSA-GTPクラス参戦用に、オール・アメリカン・レーサーズ(AAR)が開発したプロトタイプレーシングカー。 == 概要 == カーボン製モノコックに、直4シングルターボの3S-G 型エンジンを搭載。ラジエーター、インタークーラーはコックピット側面に配置される。デビュー当初はルーフ上にリヤビュー・カメラを設置し、運転席内のモニターからマシン後方を確認できるようになっていた。
武骨な外観のイーグルMkIIIだが、実は高い空力性能を持っている。マシンのフロント下部から取り入れられた空気はフロントフェンダー後方に大きな吸い出し口を持つフロントディフューザーで強いダウンフォースを発生し、リヤディフューザーで再びダウンフォースを発生させる。リヤディフューザーの吸い出し効果向上を目的に1992年の第9戦ラグナ・セカから2段式リヤウイングを装備するようになると、さらに空力性能は向上した。イーグルMkIIIは2段式リヤウイング装備前でも時速200マイル(320Km)で6,760ポンド(3.06トン)のダウンフォースを獲得していたが、2段式リヤウイングを装備するとダウンフォースは時速200マイルで9,275ポンド(4.2トン)へと跳ね上がった。これは同時期のF1マシンのダウンフォース量(1990年のティレル・019は時速300Kmで1.25トン〔「カーグラフィック」No.356、p.320、二玄社、1990年。〕)の3倍以上に達した。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Eagle MkIII 」があります。
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