翻訳と辞書 |
トヨタ・大型B[とよた おおがたびー]
トヨタ・大型B(トヨタ・おおがたびー)は、トヨタ自動車が1944年に開発したリムジンである。試作車1台のみが製造され、1950年代まで稼動状態にあったが現存はしない。 == 開発の背景 == 第二次世界大戦の影響により当時の主要な輸入元であったアメリカ合衆国(米国)から輸入される乗用車は1938年のモデルイヤーが最後となった。時が経るにつれ戦前から使用されていた乗用車は消耗し、特に宮家、高級官僚、軍部高官が使用する大型乗用車への要求が高まった。1942年に陸軍省と商工省の指示で自動車工業委員会はトヨタ自動車、日産自動車、ヂーゼル自動車工業(当時のいすゞ自動車)に試作を要請した。 日産自動車は既存の70型乗用車〔元々は戦前に生産設備ごと買い取ったアメリカのグラハムページ社(Graham-Paige)設計による「グラハム70型」。日本導入時にステアリング位置変更などを施した。〕のシャーシに外注で製造した新しいボディを架装した車、いすゞは自社開発のシャーシに帝国自動車工業(現 日野車体工業)製で当時のハドソンに似たボディを架装したPA-10、トヨタ自動車はシャーシとボディ共に自社開発の大型Bを製作したが、当時の社会情勢下ではどの車も試作の段階以降には進まず、量産されることはなかった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トヨタ・大型B」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|