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トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群 : ウィキペディア日本語版 | トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群[とらんしるヴぁにあちほうのようさいせいどうのあるそんらくぐん]
「トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群」(トランシルヴァニアちほうのようさいせいどうのあるそんらくぐん)は、ルーマニアの世界遺産の一つ。トランシルヴァニア地方に残る古い村落群は、しばしば要塞化された聖堂の周りに発達した。こうした要塞聖堂群は300ほど形成されたが、そのうち世界遺産登録されているのは、かつてドイツ系移民(トランシルヴァニア・ザクセン人)が築いた6つの村落とハンガリー系セーケイ人が築いた1つの村落の計7村である。 当初、1993年にビエルタンの要塞聖堂のみが「ビエルタンとその要塞聖堂」(Biertan and its fortified church)の名で登録されたが、1999年に他の6村落が拡大登録されたのに伴い、現在の名称に変更された。 == 概要 == トランシルヴァニア・ザクセン人の村落は、13世紀にハンガリーの歴代王がドイツ系の入植者を定住させたことに始まる。彼らは後にトランシルヴァニア・ザクセン人と呼ばれることになる。この地方の諸民族の中では特権的な地位を持っており、その文化様式は農夫、職人、商人らから成る強固な共同体を形成しつつ命脈を保ち、繁栄した。この地方は恒常的にオスマン帝国やタタール人の侵攻の脅威に晒されていたため、住民たちは異なる規模で要塞群を建造した。最重要な町は全体が城壁に覆われたが、より規模の小さな村落はそうもいかず、村の中に、聖堂を囲むように要塞化された中心部を創り出した。そこには、彼らの特に価値ある財産を護り、かつ非常時には長く篭城できるようにと、防衛用の塔や石造家屋も付け加えられた。
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