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トラーヴォ
トラーヴォ (Travo) は、人口2,000人のイタリア共和国エミリア=ロマーニャ州ピアチェンツァ県のコムーネの一つである。トレッビア川の左岸に位置し、対岸には二つの橋がかかっている。 ==歴史== 集落の一つから新石器時代の遺跡が発見されており、エミリア=ロマーニャ州の財団によって管理され、発掘品はトラーヴォ市民博物館に収蔵されている。 最初にこの地が歴史上に現れたのは、トリビアという名のローマの植民地としてであり、614年からはボッビオの聖コロンバーノ修道院領に帰属する。 北イタリアに成立していたランゴバルド王国が774年にフランク王国のカール大帝に滅ぼされると、中部フランク王国を経て神聖ローマ帝国の勢力下に入る。神聖ローマ帝国においては海路への維持を目的としてマラスピーナ城をはじめとする多数の砦が築かれたが、ホーエンシュタウフェン朝とロンバルディア同盟との抗争により、12世紀にはほとんどが破壊された。1302年にはピアチェンツァのヴィスコンティ家の所有となり、1805年にイタリア王国が興るとそのコムーネの一つとなった。 現存するアングイッソラ城は1978年にサリーナ伯爵夫人マリアから寄贈されたもので、1997年より住居部がトラーヴォ市民博物館として解放されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トラーヴォ」の詳細全文を読む
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