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トリコテセン
トリコテセン類(トリコテセンるい、)は、マイコトキシン(菌類の毒素)の中の1つで、トリコテセン環を持つセスキテルペンに属する約100種のカビ系毒素の総称である。主にムギ赤かび病により生産される物質で、人や家畜に重篤な中毒を引き起こすほか、無脊椎動物、植物にも影響を及ぼす。ただし、カエンタケにも含有されているように、必ずしもカビだけが産生するわけではない。 == 特長 == A~Fの6種に分類される。トリコテセンの生物活動を引き起こす最も重要な構造上の特徴は 12,13-エポキシ環、ヒドロキシ基、アセチル基である。一連の化合物はトリコテセン核に付く官能基により分類され、構造上の特徴から3つのグループに分けられる。このうちタイプA(T-2トキシン、HT-2トキシン、ジアセトキシスカーペノール)およびタイプB (デオキシニバレノール (DON)、ニバレノール (NIV)、3- および 15-アセチルデオキシニバレノール)が毒物質として問題となる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トリコテセン」の詳細全文を読む
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