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トルネード投法[-とうほう] トルネード投法(-とうほう)は、野球における投手の投法の一つ、厳密にはオーバースローやスリー・クォーターなどの変種であり、独立した投法ではない。 == 概要 ==
振りかぶった投手が一度大きく打者に背中を見せるまで捻りを加えながら並進運動を起こし、そこから一気にボールを放つ。長所としては身体の回転及び捻りによって引き伸ばされた筋肉の反発作用により、球速・球威が増す。また、球持ちが長くなるためリリースポイントがわかりにくく打者から見て打ち難い。短所は一度捕手側に背を向け体全体を大きく使って投げるため、体軸や目線がぶれやすく制球が悪くなりがちである。また、モーションが大きいことから走者がいる際には盗塁を防ぐため使えない。2段モーションとして扱われる場合もある。強靭な下半身及び高いバランス感覚がなければ習得は難しい投法である〔『野球の科学』 40頁〕。 1990年に近鉄に入団した野茂英雄がこの独特のフォームで活躍したことから球団はこの投法を売りにしようとネーミングを募集し、「トルネード(竜巻き)投法」の名前が決まった。その後、野茂はメジャーリーグに移籍し初年度から活躍したがメジャーでもこのような投法をしている者はおらず、「tornado(トルネイド)」は野茂英雄の投法として、現地の実況でも使われるようになった。このため「トルネード(投法)」は日本から逆輸出された野球用語と言える。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「トルネード投法」の詳細全文を読む
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